最高裁の国民審査2012票を無効票に、読み取り機通らぬ票の目視確認を怠る…兵庫・芦屋市選管が謝罪
兵庫県芦屋市選挙管理委員会は5日、衆院選とともに実施された最高裁判所裁判官の国民審査で、自動読み取り分類機で無効票や読み取り不能票とされた2012票について、目視による確認をせずに全て無効票とするミスがあったと発表した。有効票が存在した可能性があるという。
市選管のマニュアルでは、分類機で無効票などとされた票は目視で点検しなければならないが、開票事務を指揮していた市選管の荒牧信博事務局長は、点検の指示をしないまま、10月28日午前2時に2012票を無効票として確定させた。
別の職員からの指摘などで判明した。荒牧事務局長ら専従職員4人全員が、事前にマニュアルを読んでいなかったという。
荒牧事務局長は記者会見で、「極めて不適切で、信頼を大きく損ねた」と謝罪した。