「紀州のドン・ファン」殺害事件 元妻に無罪判決 和歌山地裁
和歌山県田辺市の資産家で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた野崎幸助さん(当時77歳)を急性覚醒剤中毒で死なせたとして、殺人などの罪に問われた元妻、須藤早貴被告(28)の裁判員裁判の判決で、和歌山地裁(福島恵子裁判長)は12日、無罪(求刑・無期懲役)を言い渡した。 【表】結婚からわずか3カ月後に ドン・ファン事件の経緯 元妻は「私は殺していませんし、覚醒剤を摂取させたこともありません」と無罪を主張していた。 起訴状によると、被告は2018年5月24日、野崎さんに何らかの方法で致死量の覚醒剤を摂取させ、殺害したとされていた。【藤木俊治】