ゲームみたいな“炎の剣”、3Dプリンタで作ってみたら…… 攻撃力高すぎる出来映えに「ファンタジー映画から出てきたよう」「ヒノカミ神楽」【米】
製作期間4カ月の剣が完成
次にこの刀身を剣として使える状態に加工します。まずはアルミの板でつば作りです。つばには、手がすべって刀身に直接触れることのないよう、ストッパーとしての機能があるのはもちろん、この剣の場合は炎の熱を防ぐ目的もあります。アルミなら熱を分散させるのに最適です。 手で握る柄のベースは木で作り、そこへ麻ひもを巻きつけた上からさらに革で包みます。これで、しっかりとしたグリップ感のある柄ができました。柄の末端に柄頭を取り付けると、剣全体の重心バランスがちょうどよく整います。 最後に仕上げとして、刃に鋭さを加えるため研磨してみることにします。試しに多孔質金属のナイフをグラインダーにかけてみたところ、鋭くはなるものの穴が潰れて閉じてしまうことがわかったので、砥石を使い手作業で研ぎました。十分に鋭くなったところで4カ月をかけて製作した剣の完成です。
“火属性の魔法剣”が爆誕!
完成した剣の柄頭にある穴にホースを取り付けてガスボンベに接続すると使用準備完了。元栓を開けてガスを流し着火すると刀身が炎につつまれました。めっちゃ燃えてる! マイクは「異世界からやってきた刀だ」と興奮し、ダイナミックに振り回します。たしかにこれは、異世界アニメやファンタジーゲームに登場する“火属性の魔法剣”のようです。 刃身はすぐにすすけて黒くなりましたが、柄を握っている手は熱くならないとのことでした。
筋肉組織再現素材が溶けるように斬れる
試し斬りもしてみます。固定せず台に置いただけのスイカ、水の入ったボトル、パイナップル、缶コーラの他、投げ上げたトマトを斬ってみますが、いずれも真っ二つ。切れ味は良く炎が消えてしまうこともありません。 筋肉組織と同じ硬さに作ったいわゆる“弾道ゼラチン”も斬ってみます。同チャンネルでは以前、チェーンのムチで弾道ゼラチンを打撃してみましたが、表面に傷が付いただけでした。 今回はテディベア形の弾道ゼラチンを用意。剣が跳ね返されると予想していましたが、見事に真っ二つとなりました。なんの抵抗もなかったそうです。 そこで次に、炎の熱の影響を見るためにゆっくり斬ってみます。刃を縦にして押し付けたところ、バターが溶けるようにスーッと斬れました。これはすごい……! 最後に、骨格を内部に持つ弾道ゼラチンの人体模型を斬ってみると、首の骨を折るように刃が入っていき、飛んで地面に転がったときに完全に首の骨が切断されました。
「ファンタジー映画から出てきたようだ」
攻撃力ハンパない炎の剣を作ってみた動画に、「ファンタジー映画から出てきたようだ」「強度も素晴らしいね。もろいかと思ったら、よく持ちこたえている」「中世の戦場でこれが出てきたら、みんなパニックになって逃げ出すね」「マイクは剣に火属性のエンチャントを付けた!」「『鬼滅の刃』に出てくる“ヒノカミ神楽”と“日の呼吸”の技に似てますね」「煉獄ファンが集まってくる」という反応が寄せられています。 マイクさんはこの他にも、攻撃力の高そうな武器を作る動画をいくつも投稿しています。 ※画像は「Mike Shake」のYouTubeチャンネルより引用
ねとらぼ