「新しい出会いに期待」 台湾・新北市代表団が京都リサーチパーク訪問
台湾・新北市政府や企業の一行約20人が1日、京都市下京区の京都リサーチパーク(KRP)を訪れ、京都府のスマートシティへの取り組みやKRPの活動状況にについて説明を受けた。KRPは1989年に開設され、研究開発型企業や京都府・市の産業支援機関が集まっている。 一行を代表して新北市の劉和然副市長が「今回の訪問を機会に、新北市と京都の企業との新しい出会いを期待します」とあいさつ。 次いで新北市政府経済発展局の何怡明局長が市の産業発展の現状と投資環境を紹介。市は電気産業クラスターの誘致に尽力しており、北部台湾EV産業チェーンの構築、新店宝高智慧産業園区、新北AIテクノロジー都市の構築などに取り組んでいると説明。 京都府側からは、商工労働観光部の足利健淳理事が「けいはんな学研都市」の活動状況をプレゼンテーションした。今年10月3、4日開催の「スマートシティ・エキスポ」や来年の大阪・関西万博と同時期開催の「けいはんな万博2025」についても説明、来場を呼びかけた。 KRPの水野成容参与が大阪ガスの工場跡地から誕生した民間の施設としてのKRPの成り立ち、施設全体の規模などを説明。 このあと意見交換とKRP構内を視察して昼過ぎに日程を終えた。
電波新聞社報道本部