【プレビュー】熱いバトルが予想される金Jで勝点3を得るのは、満田が復調の広島か、大迫が目覚めた神戸か|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは7月5日と6日と7日にかけて第22節が開催。エディオンピースウイング広島では、サンフレッチェ広島とヴィッセル神戸の『FRIDAY NIGHT JLEAGUE』が開催される。 ●【動画】サンフレッチェ広島 加藤陸次樹&松本泰志インタビュー
金曜日の夜にエディオンピースウイング広島で、7位のサンフレッチェ広島と4位のヴィッセル神戸が顔を合わせる。両チームの勝点差はわずかに3であり、さらに、その先を走るトップ3を追い掛けるためにも勝点3が欲しいのはお互いに同じ。強度や大胆さが特徴の両者が、火花を散らす。 広島は前節、川崎フロンターレと対戦。前半の内に先制される展開となったが、終了間際に満田誠がゴールネットを揺らし、勝点1を持ち帰ってきた。 満田にとっては、約3か月ぶりとなる今季2点目となり、状態が上向きであることを結果で証明。開幕からスタメン出場が続きながら、5月から6月にかけた一時期はベンチスタートが増え、久しぶりの先発となった6月19日の第13節・横浜F・マリノス戦では退場を経験した11番の“復活”は広島にとってこれ以上ないポジティブな話題である。 チームとしては、ここまで37ポイントを積み上げているが、引き分けの数がリーグ最多の『10』と勝ち切れない試合が目立つ。敗れた試合がわずか『3』とリーグ最少の数を誇っているだけに、ここから浮上していくためには勝点1で終わりそうな試合で勝点3を取り切れるかがカギとなりそうだ。 4位の神戸をホームに迎える一戦は、上位追撃のためには勝利が絶対。第4節の前回対戦ではスコアレスドローで決着しているだけに、今節は勝ち切り、勝点で並びたい。 神戸は、第19節から続いたガンバ大阪、町田ゼルビア、鹿島アントラーズとの上位対決3連戦を1勝1分け1敗で終えた。G大阪との接戦を落とし、町田とは0-0の痛み分けとなり迎えた前節・鹿島戦は、開始早々に先制点を許してしまったが、武藤嘉紀とマテウス・トューレルのゴールで前半で逆転。後半にはエースの大迫勇也に8試合ぶりのゴールが生まれ、快勝を収めた。 首位の町田とは6ポイント差あるが、2位の鹿島、3位のG大阪とはたったの1ポイント差。リーグ王者がじりじりとトップ集団に迫ってきている。3試合ぶりに挙げた前節の勝利を無駄にしないためにも今節は必ずや勝点3が欲しい一戦となる。 広島のハイインテンシティーとアグレッシブさを受け過ぎずに、上手くいなしながら戦えれば自分たちの土俵に持ち込めるはず。今季初となる大迫の2試合連続ゴールにも期待しつつ、総力戦でアウェイでの金Jを制したい。