角田裕毅「苦労が間違いなく報われた…日本GPに向けた素晴らしい前進」オーストラリアGP7位入賞に歓喜&次戦鈴鹿での初ポイント奪取に照準|F1
2024年のF1第3戦、オーストラリアGP決勝終了後、今季初入賞となる7位フィニッシュを果たした角田裕毅が、同レースを振り返った。 【動画】ファイナルラップでラッセルがまさかのクラッシュ!これでレースはVSCのままフィニッシュへ 8番グリッドからスタートした角田裕毅は、アストンマーティンやメルセデスと競りつつレースを進める。上位5強のライバル勢はレースペースが速い中、後方から迫るウィリアムズやハースを寄せ付けず、安定したラップを刻みながらレースを進めた。 マックス・フェルスタッペン、ルイス・ハミルトンらが序盤でリタイアとなり、終盤にはジョージ・ラッセルもクラッシュでチェッカーを受けられない荒れた展開に。上位5強7名に続く、8番手で角田はフィニッシュしたが、レース後にフェルナンド・アロンソが降格となったため、7位に繰り上がりとなっている。角田はこれで6ポイント奪取となり、フェラーリで前レース7位入賞を果たしたオリヴァー・ベアマンとポイント数で並ぶも、完走回数の多さから11位浮上となった。 レース後角田は「ついにトップ10フィニッシュです!」とメッセージを発信。自身のSNSで喜びのコメントを発したほか、チーム公式メディアがその言葉を伝えている。 「今年初のポイント!過去二戦悔しいレースが続いただけに嬉しいです。今週ずっとコンスタントに走れたのはチームのお陰ですし、現地に駆けつけてくださった日本の方々そしてテレビで応援してくださった方々ありがとうございました!」 「チームは本当によく頑張ってくれたと思う。この結果は間違いなくそれに値するはず。それだけにとても嬉しいです!」
「今週末を通して、僕らはとても安定していたと思う。クルマのフィーリングも良かったし、タイトな争いをしている中団勢で獲得するためには、すべてをまとめてクリーンなレースをする必要があった。でも今日はそのミッションを達成することができました」 「今回、僕らはミスをしなかったし、チームとしてもクリーンラップの状態でレース運びすることができた。このようにクリーンな位置でレースをするのは簡単そうに見えるかもしれませんが、実はとても難しいこと」 「実際に過去2レースはRBとしてとてもフラストレーションの多いレースでした。そして今回は再構築をしっかりして、P8(※P7に繰り上がり)でフィニッシュすることができた。間違いなくできる限りのことをしたと思う。そのためにチームのみんなは本当によく頑張ってくれた」 「レースごとにクルマが、大きく改善していることがわかります。昨年のメルボルンの同時期と、今年のクルマの違いはとても印象的ですね。僕らがそのマシンに費やした作業量は膨大であり、そのプロセスや苦労が間違いなく報われた」 「正直に言うと、他のチームもかなりレースペースを上げていたので、決勝は簡単な展開ではなかった。それでも自分たちのパフォーマンスを発揮し、チャンスを最大限に活かすことができたので、この成果をとてもうれしく思っています」
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