片目を失いながらもやんちゃな子猫を保護して5年 愛あふれる“母猫”役を務めるように 飼い主さんが感じた「驚きの成長」
2019年10月18日、X(旧Twitter)ユーザーのmako(@kumakounagi)さんは、生後約3カ月の小さな保護猫「うなぎ」ちゃんを迎え入れました。 【写真】元気に大きくなった猫さん 「中に人間が入っているのでは?」と感じるほど頭の良い猫だそうです 当時、飼い主さんは保護猫シェルターでボランティアをしており、一時的に3匹の子猫を自宅で預かることに。その中の1匹が、他の子よりも小さく痩せていて、片目を失い、鳴きすぎたからか声がかれていたため気にかかったのです。それが、うなぎちゃんでした。 「キャリーケースを開けた瞬間に飛び出して、威勢よく『シャー!』と威嚇するうなぎを見て、なんとも元気で強気な子だと感じました」と飼い主さんは振り返ります。 「こんなに気の強い子は、里親さんが決まってもキャンセルされてしまうのではないか」と心配だったという飼い主さん。このとき、うなぎちゃんに対して特別な感情を抱いていることに気づいたそうです。 うなぎちゃんを預かってから5カ月が経った頃、飼い主さんは家族の一員として迎え入れることを決意。ほかの2匹の子猫もそれぞれ里親さんが決まり、新しい猫生を歩み始めました。
うなぎちゃんが猫社会で見せた意外な一面
うなぎちゃんとの生活が始まって間もなく、飼い主さんは再び4匹の子猫を預かることになりました。 わんぱくなうなぎちゃんが他の子猫たちとうまくやっていけるか心配だったそうですが、意外にも、うなぎちゃんは母親のような優しさで子猫たちの世話を始めたのです。 「子猫たちをそばで見守り、毛づくろいをして、時には遊びも教えました。そんな姿を見て、うなぎの成長を実感し、まるで孫ができたような気持ちになったのを覚えています」と飼い主さんは語ります。 うなぎちゃんの献身的なふるまいのおかげで、4匹の子猫は穏やかで優しい性格に育ち、すぐに新しい里親さんが見つかりました。 その後、うなぎちゃんは、自分よりも年齢が上で人間に不慣れな猫がやって来たときも、新しい環境に慣れるまで根気よく支えたそうです。飼い主さんは「もし、うなぎがいなかったら、その猫が落ち着くまでにもっと時間がかかったでしょう」と話します。 うなぎちゃんは周りの猫たちの心の支えとなり、飼い主さんとの絆もより一層深まっていきました。