光熱費対策にまだ間に合う!? 暖房は「ガス」「電気」「灯油」どれが一番コスパがよい?
暖房器具にはさまざまな種類があり、どれを使うか迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。製品によって、「電気」「ガス」「灯油」など、かかるコストの種類が異なります。冬の暖房コストは高くなりやすい傾向にあるため、なるべく節約したいところです。 そこで今回は、「電気」「ガス」「灯油」に分けて、暖房器具にかかるコストを比較しました。
暖房器具の種類
暖房器具には、以下のような種類があります。 ●エアコン ●電気ヒーター ●こたつ ●床暖房 ●ガスストーブ ●石油ストーブ それぞれ必要になるエネルギーだけでなく、特性や適している使用環境も異なります。コストを重視するのも大切ですが、各製品の特徴を理解して、自分たちのライフスタイルに合ったものを選ぶこともポイントです。
それぞれの暖房器具にかかるコスト
今回は、「エアコン」「電気ヒーター」「ガスストーブ」「石油ストーブ」に分けて、それぞれにおいてかかるコストを比較してみました。 表1
※8時間使用した際の1日分のコスト(電気代は30円/キロワットアワーで計算) ※筆者作成 表1の各製品にかかるコストは、あくまでも目安です。使用環境や製品によって、消費電力や灯油の燃焼消費量などには差が生じます。 1日8時間稼働した場合、一番コストがかかるのは「石油ストーブ」であり、最もコストが低いのがガスストーブでした。 石油ストーブは、灯油の価格によってもコストは大きく左右されますが、長時間使用するとなると灯油の消費量が多くなり、コストがかさむ可能性があります。 またエアコンは、室温と設定温度の差が小さければ小さいほど消費電力が少なくて済みます。そのため、一定の温度を保って自動運転で稼働することで、電気代を抑えられるでしょう。それぞれの製品を賢く使い分けることが、効率よく節約するコツです。
最もコスパがよい暖房器具は「ガスストーブ」
今回計算した結果では、ガスストーブのコストが最も安いことが分かりました。 暖房器具は特性が異なるため、状況に応じて使い分けることがポイントです。エアコンは室温を一定に保つことが得意ですが、素早く部屋を暖めるのは、電気ヒーターやストーブのほうが効果を発揮できます。 部屋が寒い日には、まず電気ヒーターやストーブを稼働させて、ある程度暖まったらエアコンに切り替えるなど、使い方を工夫してみましょう。効率よくランニングコストを抑えれば、電気代やガス代などの節約につながります。 出典 東京電力エナジーパートナー株式会社 料金単価表‐電灯 従量電灯B 経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)<調査結果>11月1日(水)結果詳細版 石油製品小売市況調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部