【日本ハム】パリ五輪金メダル・北口榛花に「臨時コーチ」オファー検討 〝勝利の女神〟にラブコール届くか
日本ハムがパリ五輪やり投げ女子金メダリスト・北口榛花(26)を今春キャンプで「臨時コーチ」として招聘する可能性が浮上している。 【写真】昨年10月にはエスコンで始球式も務めた北口榛花 北口は日本ハムの本拠地がある北海道(旭川市)出身。昨年のパリ五輪では1投目に65メートル80をマークし、女子トラック、フィールド種目での日本人初となる金メダルに輝いた。 本人に野球経験はないが、昨年10月の試合前始球式ではエスコンフィールドで捕手・伏見を相手にノーバウンドのストライク投球を披露。「かなり(力を)セーブした」(北口)と語りながら潜在能力の高さを改めて証明した。そこで球団側は話題性と北口の勝負師としてのメンタル、さらには長年の投てき人生で学んだ「遠投力」をナインに伝授してもらいたいのだという。 仮に「北口臨時コーチ」が実現する場合、その指導対象は主に外野手になる。日本ハムの外野陣は万波、松本剛、水谷、五十幡、浅間らタレント揃いだが、2年連続ゴールデン・グラブ賞の万波を除けば守備力強化は必須だ。 特に外野からの正確な送球は新庄剛志監督(52)が掲げる「守り勝つ野球」で重要な役割を担う。北口の投てき技術を享受できれば、今季リーグ優勝を狙うチームにとってプラスに働く可能性も高い。そんな思惑もあるため、チーム内では「北口臨時コーチ招聘」への期待は日に日に高まりつつある。 日本ハムは新庄監督1年目の春季キャンプでアテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治氏(50)や、タレントで陸上十種競技元日本王者の武井壮氏(51)らを臨時コーチとして招聘。他競技で活躍した一流アスリートから体の使い方などを学び選手らが飛躍した実績がある。 残る問題は多忙を極める北口の日程調整だが、球団幹部は「忙しいとは思いますが、北口さんが(昨年)始球式をしていただいてからチームの状態もさらに良くなった。時間が許せば(春季キャンプに)来ていただきたい」と強いラブコールを送っている。 果たして日本ハムと女子金メダリストの「夢のコラボ」は実現するのか。
東スポWEB