住宅全焼 家族3人死亡の放火事件 被告の控訴棄却【長野】
去年3月、長野市の住宅が全焼し3人が死亡した火事の控訴審裁判で東京高裁は一審の判決を支持し放火の罪に問われている被告の控訴を棄却しました。 現住建造物等放火の罪に問われているのは火事があった家の次男で、就労支援施設作業員の33歳の男です。 起訴状などによりますと去年3月、自宅に火を放って全焼させ両親と祖母の3人を一酸化炭素中毒などで死亡させたとされます。一審の長野地裁は懲役4年8カ月の実刑判決を言い渡しました。 この判決に対し被告側は「以前通っていた社会福祉法人が受け入れ態勢を整えている」などとして実刑判決を不服として控訴しました。 6日の控訴審判決で東京高裁は「一審判決に事実誤認や評価の誤りはない」として一審判決を支持、控訴を棄却しました。