エボラ出血熱想定の訓練 コロナ禍を経て5年ぶり【長野市】
2014年に海外で感染が拡大したエボラ出血熱を想定した訓練が、コロナ禍を経て5年ぶりに長野市で実施されました。 「入りますよ、車に乗りますね」 訓練に参加したのは、医師や保健所の職員などおよそ30人です。長野市内でエボラ出血熱の患者が発生したという想定で、初動対応の手順を確認しました。 エボラ出血熱の致死率は最高で90%前後とされ、患者の体液に触れただけでも感染するリスクがあります。 訓練ではスタッフが専用の防護服を実際に着用し、患者を隔離した上で県内で唯一の指定医療機関である信州医療センターに搬送しました。 ■長野市保健所・宮島有果所長 「移送についての課題を抽出し、改めて協力体制の強化を図りたい」