今年夏も暑そうな予感! バイクって夏でも長袖じゃなきゃダメなの?
夏がやってきた…!暑い日に半袖でバイクに乗ってもいいの?
夏は比較的乾いた空気であることが多いため、他の季節とは一味違った風を受けて、気持ちよくツーリングすることができるシーズンでもあります。ただ、風は乾いているものの日差しが強いため非常に暑く、できるだけ涼しい服装でバイクに乗りたいと考えてる人も多いのではないでしょうか。 【画像】夏でも長袖着用が必要なのか? 画像で確認する!(10枚)
バイクに乗る時は長袖や長ズボンを着用するよう教習所で習うため、暑い日差しの中であっても、しっかりとした装備でバイクを運転する人は多いはず。その一方で、夏場は半袖や半ズボンといった軽装でバイクを運転する人を目にする機会も少なくありません。では、こういった行為は、何かしらの違反行為とは見なされないのでしょうか。 結論から言うと、長袖を着用しなければならないという法律はないため、何かしらの違反行為には該当しません。しかし軽装での乗車は非常に危険なので、教習所などでは夏場であってもバイク乗車時に長袖などを着用し、肌の露出を控えるように指導しています。 では、肌を露出してのバイク乗車は、どのような点が危険なのでしょうか。 まず、半袖などを着用して肌を露出することによって、転倒してしまった際に大きな怪我を負う可能性があることが挙げられます。 立ちゴケであれば軽度の擦り傷などで済むかもしれませんが、走行中に転倒や事故に巻きこまれた場合は、軽度では済まないことが多いです。また軽い転倒であったとしても、肌を露出していたことによって、一生消えないほどの大怪我を負ってしまう可能性はゼロではありません。
また、暑い夏の日差しを受けているアスファルトは、素肌で触ることができないほどの灼熱となっていることがあります。そのために、立ちゴケであっても火傷を負うリスクがあるため、注意が必要です。 さらに、熱くなっているのはアスファルトだけではありません。 バイクにはエンジンやマフラーなど高温に熱したパーツが多く備わっているため、半袖などの軽装でバイクを乗降したり、バイクに近づいたりすると、大火傷を負う可能性があります。主にこういった理由から、夏場であっても長袖や長ズボンの着用が推奨されているというわけです。 さらに、夏は日焼け対策のために、長袖でバイクに乗車することが望ましいです。 とくにロングツーリングの場合、長時間にわたり身体が太陽にさらされることになります。半袖でツーリングをおこなったことで、皮膚が強烈な日差しによって大きなダメージを受けてしまい、時にはやけどを負った時のような水ぶくれができる...といった重度の日焼けをしてしまう可能性もゼロではありません。