失敗の八つ当たり!? 犬に怒りをぶつける猫の心理を獣医師が解説
【獣医師解説】通りかかった犬に怒りをぶつける猫の心理
たまたま横を通りかかった新吉ちゃんに、怒りをぶつける玉三郎ちゃん。この行動から読み取れる心理について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に解説していただきました。 ――テーブルへのジャンプを失敗した玉三郎ちゃんは、たまたま横を通りかかった犬の新吉ちゃんに八つ当たりするかのように、「シャー!」と怒ったそうです。この一連の行動から、玉三郎ちゃんのどのような心理が読み取れますか? 岡本先生: 「ジャンプを失敗して、興奮している(びっくりしている)気持ちからの転嫁行動ではないかと思います」 ――玉三郎ちゃんのように、自分の失敗を別の相手に八つ当たりする猫は多いのでしょうか? 岡本先生: 「(玉三郎ちゃんのような転嫁行動は)猫によく見られる行動です」
猫に怒りをぶつけられたときの対応方法とは
――猫に八つ当たりするように怒りをぶつけられた場合、飼い主さんはどのような対応をすべきでしょうか? 岡本先生: 「攻撃される原因を取り除けない場合は、習慣化して攻撃スイッチが入りやすくならないように、なるべくそっとその場からいなくなることをおすすめします」 たまに理不尽なことをしたり、されたりしながら、種を超えた信頼関係と仲のよさを築いている、猫の玉三郎ちゃんと犬の新吉ちゃん。2匹のおもしろくて愛らしいやりとりに、心がほっこりしますね。 写真提供・取材協力/@mel13818164さん/X(旧Twitter) (監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生) 取材・文/宮下早希 ※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年8月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
ねこのきもちWeb編集室