「ロピア」「オーケー」関東のスーパー“地方進出”のワケ、地元スーパーどう対抗?【Nスタ解説】
■地方スーパーもエリア拡大 生き残るには? 井上貴博 キャスター: 全国のスーパーマーケットは2万3078店舗あり、前年比+50となっています。(全国スーパーマーケット協会調べ 2023年) 例えば1985年創業の「バロー」。岐阜県を中心に展開していましたが、そこから一気に広がり、現在は244店舗。 担当者は「関西の市場規模は約27兆円で注目している。将来的な成長を見据えている地元スーパーに合わせすぎないで、強みを打ち出す戦略を重視している」としています。 全国スーパーマーケット協会の調査では約85%が複数店舗を利用しているということです。 【利用しているスーパーの店舗数は?】(2023年1955人) 2店舗 34.3% 3店舗 31% 4店舗以上 19.9% 立地、行きやすさの違い、品揃えの違い 流通経済研究所 上席研究員 池田満寿次さんによると「複数の店舗を使い分けるのが一般的。多く利用してもらうために特色を持っているかが非常にポイントになってくる」ということです。 ですので、バローの強みは「鮮魚」。まるまる一尾陳列されていて、店員さんと相談しながら好きな捌き方で購入することができるといいます。 要するに、1位になる必要はない、と。特色を磨くことが生き残りの戦略なんだというわけです。 ホラン千秋キャスター: 鮮魚はここ、お野菜はここ、定番のものは安い所に行くとか、1つ強みがあると「あそこのあれがいいからあそこまで行こう」ってなりますもんね。 井上キャスター: 「No.1にならなくてもいい。もともと特別なオンリーワン」の「オンリーワン」をどう磨いていけるかということですよね。
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