ロシアとの停戦協議にEUとNATOの参加要求 ゼレンスキー大統領
ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、全面侵攻を受けるロシアとの停戦協議について、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の代表者も参加することを求めた。国営通信ウクルインフォルムが会見の内容を伝えた。 【写真】キーウで2024年12月1日、握手するウクライナのゼレンスキー大統領(右)と欧州連合(EU)のコスタ首脳会議常任議長=ロイター ウクルインフォルムによると、ゼレンスキー氏は、ウクライナが軍事的に強い立場を確保しないまま戦争を「凍結」すれば、数年後にロシアが再び侵略を始めると指摘。停戦協議の開始までに、西側諸国の軍事支援でウクライナの防衛を強化する必要性を訴えた。 ゼレンスキー氏は会見前、EUの大統領にあたるコスタ首脳会議常任議長、外相にあたるカラス外交安全保障上級代表と会談していた。EUではこの日から新指導部が発足し、2人は就任初日だった。
朝日新聞社