元仏ラグビー選手ら3人、集団レイプで禁錮12年から14年の有罪判決
【AFP=時事】フランス・ボルドーの裁判所は13日、2017年に酒に酔って外出した際に女性に集団で性的暴行した罪を問われていた元ラグビー選手3人に対し、それぞれ禁錮12年から14年の有罪判決を下した。当時いずれもフランスリーグ・トップ14のFCグルノーブルに所属していた3人は、これまでいずれも勾留されていなかった。 【写真】懲役14年を求刑されたロイク・ジャメス被告 裁判所は、アイルランド出身のデニス・クールソン被告(30)とフランス出身のロイク・ジャメス被告(30)にそれぞれ禁錮14年、ニュージーランド出身のロリー・グライス被告(34)に禁錮12年を言い渡した。 クルーソン被告は競技を引退して建設業に従事していたが、ジャメス被告とグライス被告は仏リーグ・プロD2(2部)のプロバンスとオヨナでそれぞれプレーしていた。 被害者の代理人弁護士は、この判決が「この国の男性、ラグビー界、そして女性に非常に強いメッセージを送った」と述べた。 一方、クルーソン被告の弁護人は、判決に「非常にショックを受けた」とし、ジャメス被告とグライス被告の弁護人とともに控訴の意向を示した。 今回の裁判では、当時一緒に身柄を拘束されていた元選手2人も有罪となった。元アイルランド代表でオヨナでもプレーしていたクリス・ファレル被告(31)は、事件を防げなかったとして禁錮4年を言い渡された。同被告は2年の執行猶予付きとなり、電子アンクレットを装着して自宅で2年間の軟禁生活を送ることになる。 ニュージーランド出身で現在は無職のディラン・ヘイズ被告(30)は、レイプを止めなかったとして執行猶予付き禁錮2年の有罪判決を受けた。【翻訳編集】 AFPBB News