11年ぶり悲願のJ2昇格!主将・吉平翼、涙を浮かべ溢れる思いを口に「本当に苦しかったです」
カターレ富山FW吉平翼は、松本山雅とのJ2昇格プレーオフ決勝後にフラッシュインタビューに応じた。 【動画】碓井聖生、富山の昇格を決める劇的同点弾! 今季のJ3リーグを3位で終えていた富山。初開催となるJ2昇格プレーオフでは、準決勝でFC大阪と1-1と引き分けて決勝戦へ。7日に行われた決勝戦では、松本山雅と激突した。ホームで迎えた大一番だが、前半のうちに2点を許す苦しい展開に。それでも80分に碓井聖生が1点を返すと、終盤は猛攻を仕掛け続け、後半アディショナルタイムに碓井聖生が劇的同点弾を叩き込んだ。試合を2-2で終え、年間順位の関係で勝利扱いとなった富山がJ2昇格を決めている。 11年ぶりのJ2復帰を達成した富山。試合後のフラッシュインタビューに応じた主将・吉平翼は、感極まった表情を見せながら以下のように喜びを語った。 「前半は苦しいゲームをしてしまって0-2になってしまったんですけど、ピッチの中で11人が苦しかったですが、ベンチやメンバー外も含めて、後半に追いつくと誰も疑っていなかったです。それを今シーズンやってきた結果が3位という結果ですし、自分たちは自信を持っていました。あとはたくさんのサポーターのみなさんのおかげだと思います。本当にありがとうございました」 「(ハーフタイムにかけた言葉は?)1点を取れば、90分でもロスタイムでも1点を取れば絶対に追いつけるし、自分たちの流れも絶対にくると。下を向きかけた選手もいたかもしれませんが『絶対に下を向くな』と伝えました。みんなが最後まで走りきったと思いますし、途中交代を含めて、すごいことをやったかなと思います」 そして「キャプテンとして過ごした1年を振り返ってください」と問われると、目に光るものを浮かべながら「本当に、苦しかったです。けど、最後この瞬間だけを夢見て、言いたくないことも言ったし、苦しいこともやってきたんで、本当に昇格できてよかったです」と溢れる思いを口に。そして、サポーターへ「みなさんの応援があったからこそ、この昇格があったと思います。シーズン終盤勝てない時期も常に声を枯らして応援してくれたみなさんのおかげです。ありがとうございます」と感謝を口にした。 最後に「空が晴れてきました。カターレの未来も明るくなりそうですね?」と問われると、「これからがまだまだ険しい道のりだと思うんで、自分たちがもっともっと強くなって、富山のサッカーを盛り上げていきたいです」と意欲を語っている。