サバレンカが悲願の全米オープン制覇!ペグラを下してグランドスラム3勝目[全米オープン]【テニス】
サバレンカがペグラを下して全米オープン初制覇
現地9月7日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス決勝が行われ、第2シードのアリーナ・サバレンカ(世界ランク2位)が、第6シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同6位)を7-5、7-5で下し、昨年の雪辱を果たし同大会初優勝。グランドスラム3勝目を挙げた。 【動画】サバレンカ、悲願の全米オープン制覇!マッチハイライト 今年1月の全豪オープンで大会連覇を成し遂げた26歳のサバレンカ。前哨戦のWTA1000シンシナティでは、世界1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)やこの日対戦したペグラ(アメリカ)を破って、失セット0で今季2勝目を挙げた。 その勢いは今大会も継続させ、3回戦で1セットを落としたものの順当に勝ち上がり、準々決勝ではパリ五輪金メダリストで第7シードのジェン・チンウェン(中国/同7位)を、準決勝で第13シードのエマ・ナバーロ(アメリカ/同12位)を下し、昨年に続いて2年連続での決勝に進んだ。 直接対決でサバレンカが5勝2敗としているペグラとの決勝。第1セット、先にリードを許しながらも4ゲームを連取し5-2としたサバレンカ。しかし、ペグラが粘り強くプレーし、鋭いショットを放って第9ゲームをブレークし追いつく。 観客も盛り上がりを見せる中、第12ゲームではサバレンカがストロークで押し込んでラリーの主導権を握ると、5度目のセットポイントで柔らかなタッチでドロップショットを披露。これをペグラが返球できず、7-5でサバレンカが第1セットを奪った。 巻き返したいペグラは、第2セット最初のサービスゲームを落とした。だが、持ち前のしぶとさ、ボールをクリーンに捕らえるカウンターで0-3から2度のブレークで一気に5ゲームを連取する。 それでもサバレンカは自らのスタイルを崩さなかった。ペグラのサービング・フォーザ・セットとなった第10ゲームを跳ね返すと、6-5の第12ゲームでもパワフルなショットを続けて、最後はペグラのフォアハンドがラインを割った。昨年は準優勝の悔しさを味わったサバレンカ。グランドスラム3勝目は、全米オープンで手にした。
Tennis Classic 編集部