林床に咲く涼しげな花 六甲高山植物園でレンゲショウマが見頃
ろう細工のような半透明の薄紫色の花が美しい“森の妖精”、レンゲショウマが六甲高山植物園(六甲山観光・神戸市)で見頃を迎えている。林床の木漏れ日の中で花が揺れる様子は涼しげ。見頃は8月下旬ごろまでだそうだ。 レンゲショウマはキンポウゲ科の多年草で、1属1種の日本の固有種。東北地方南部から中部地方までに点々と分布していて、近畿地方では奈良県大峰山の石灰岩地にのみ自生しているという。ハスに似た花の直径は3cmほどで、下向きに咲く。 レンゲショウマに似た黄色の花が咲くことから名づけられた「キレンゲショウマ(アジサイ科)」もまもなく見ごろに。約3000株が栽培されており、栽培下では日本最大の群落だ。 開園時間は10時~17時(16時30分受付終了)。ただし、8月11日~15日は9時開園。入園料は大人(中学生以上)900円、小人(4歳~小学生)450円。