生まれ育った団体を捨て19歳のアイドルレスラーが父の元へ!「お父さんじゃダメだ。盛り上げられるのは私しかいない」
27日(水)、篠瀬三十七(みとしち)が主宰する飛鳥プロレスが10周年イヤー2回目となる後楽園大会を開催。2014年に解散したWNC(レスリング・ニュー・クラシック)に所属していた選手が多く参戦することが特色となっているが、メインイベントでは三十七の愛娘・しのせ愛梨紗(19)がWNCの女子エースだった朱里と一騎打ち。愛梨紗にとっては幼少期から試合を見ていた朱里との初対決、そして後楽園で初めてのメインイベントという2つの夢が叶う大舞台となった。 序盤からグラウンドで圧倒する朱里は、馬乗りになって張り手を叩き込みながら愛梨紗にゲキを飛ばす。エルボーの連打で気迫をぶつけていくもなかなか活路を見いだせない愛梨紗だったが、コーナー最上段からのボディーアタックを放つと、至近距離からのカウンターのシャイニング・ウィザードを発射。さらに肩の上に担いでマットに叩きつける『ちあふる☆ほいっぷ』を繰り出すも3カウントには届かない。ジャンピングニーからグラウンドに持ち込んだ朱里が、朱雀でギブアップを奪った。
マイクを持った朱里は「ありさちゃん…いや、しのせ愛梨紗選手。ホントに今日闘えて良かった。ありがとう! 飛鳥プロレス10周年ということで自分にとって懐かしい方がいっぱいいて。ありさちゃんもこうやってプロレスラーになって1対1で闘う日が来るなんて思ってなかったから、自分自身すごく楽しみにしていました。キャリア3年? もっともっと成長して強くなって、また対戦できるのを楽しみしてるよ。もっともっと練習して楽しんで、上を目指していってほしい! 頑張って!」とエール。 愛梨紗は「小さい頃から見ていた朱里さんとシングルできて本当に嬉しかったです。もっともっと強くなったら、またシングルしてください。そして、お父さん。所属でもない私が復帰してからずっと飛鳥に出てて、後楽園のメインに立つの今日初めてだったんだよね。このリングに立って私はずっと…“しのせ愛梨紗がこのリングを盛り上げていきたい”って強く思いました。…ってことで来年から飛鳥所属になってもいいかな?…いや、いいよね!? 私しか盛り上げられるの、いないよね?」と問いかける。会場からの歓声を受けて三十七が「よろしくお願いします!」と快諾すると、愛梨紗は「朱里さん、一緒に締めたいです。お父さんじゃなくて朱里さんと締めたいです(笑)」と会場を笑わせ、「3、2、1 We are 飛鳥!」のかけ声で大会を締めた。