松山英樹も称賛!ホールインワンに愛された小学生の少女 ギネス認定、慌てて保険に加入した父親に予想外の出来事が…
克明さんの親戚の縁で松山英樹選手は柑那さんの自宅を訪れるようになったという。 緊張しっぱなしだったという柑那さんだったが、そのスイングを見た松山選手は「すごい」と称賛。その上で「クラブがちょっと長くてシャフトが硬いから、短くて柔らかいものにした方が良い」というアドバイスもくれた。どちらが先に入れるか、というパター勝負では、さすがに柑那さんが負けたという。 ▽初めて見せた悔し涙 ゴルフの他に、水泳や体操、トランポリンを習っていたが、実は「柑那の運動神経は良くない」と克明さん。柑那さんが小声でつぶやく。「徒競走はクラスでビリだし…」。歌うのが好きでボイストレーニングにも通っていたという。 なんとか娘をゴルフの道に引っ張ろうと、克明さんは懸命だった。「ゴルフでは何をしようが褒めちぎりました。はまってほしい一心で」 試合で負けても泣くことはなかったという柑那さんだが、つい最近、号泣することがあった。世界ジュニアの代表選考がかかった試合。1ホールでトリプルをたたいた時のことだった。
柑那さんはこう打ち明ける。「3位以内に入るってパパに宣言していたのに、このままじゃ入れないと思ったら悔しくて…」。そんな娘を父はこう見つめていた。「悔しいと思ってくれたことがうれしかった。勝ちたい気持ちが出てきていると思った」 ▽プロは当たり前、見据える夢とは 柑那さんに将来の夢を聞くと「プロゴルファー」と当然のように答えが返ってきた。ところが、その夢には続きがあった。 「その後はゴルフ部やコースや練習場がある学校を自分で造りたい。7歳で初めて試合に出た時、一緒に回った中学生と『ゴルフ部がある学校って少ないよね?』って話していて。じゃあ造りたいよねって考えています」