【性格タイプ別】相性のいい「生産性向上メソッド」選び方ガイド
私は約1年間、ライフハッカーにさまざまな生産性向上の方法について執筆してきましたが、世の中にある生産性向上方法の種類の豊富さ(そして量)には今でも驚かされています。 多くの方法が私のワークフローにうまく合う一方で、「うわ、これはまったく自分には合わないな」と思うものもありました。 あるテクニックについて学び、その価値を理解し、それをやってみようと決めるのは簡単です。 しかし、それがあなたのニーズや好みに完全に合っていなければ、宣伝されているほど効果を発揮することはおそらくないと思います。 大事なのは、聞こえのいい生産性向上方法を選ぶのではなく、自分に合っていて、自分の働き方に適した方法を選ぶこと。ここでは、注目すべきポイントを紹介します。
「視覚的に理解したい人」に最適なのは…
もしあなたが何かを本当に理解するために視覚化が必要という場合、たとえば統計や数字を読むよりもグラフを見る方が好きならば、あなたにぴったりの視覚的な生産性向上テクニックがあります。 最適なのはおそらく「ピクルスの瓶」という手法です。これは一日でできることの量を、限られた量の石、小石、砂を入れることができる瓶として想像する方法です。 石は大きなタスク、小石は重要だけれどもすぐには必要でないタスク、砂は一日を円滑に進めるための小さなメンテナンス作業です。 まず瓶の中に石を入れます。そのあとに小石、最後に砂を入れることで、すべての作業に十分な時間を確保するようにします。 この方法を用いて、ToDoリストの優先順位を決めるための、小さな図を描いてみるのも良いでしょう。 ▼「ピクルスの瓶」理論とは?
「モチベーションが必要な人」に最適なのは…
生産性向上方法の中には、やるべきことを把握したらすぐに取り掛かることを求めるものもありますが、それがすべての人に合うわけではありません。 この方法は私には全く合いません。私にとってToDoリストをこなすためには、モチベーションやエネルギーを湧き起こすことが必要だからです。 私のような人に最適な方法は、「eating the frog(カエルを食べる)」ことだと思います。これは奇妙な表現ですが、「カエルを食べる」とは要するに、もっとも大変で嫌な、または重要なタスクにほかのことをする前に取り組むということです。 私の経験では、この方法がもっとも効果的です。というのも、一番差し迫ったタスクを片付けると、ひと安心できるので、自分は頑張ったなと思えることができますし、ほかのタスクがそれに比べて簡単に思えるからです。 嫌なことを片付けられたら、ほかのことは何でもできる気がします。 ▼カエルを食べるメソッドとは? 一方で、逆のアプローチでも同様の結果を出せることがあります。「カエルを食べる」方法は気が重いなと感じていて、少しだけ自分にやる気をおこさせるためのもうひと押しが必要であれば、「10分ルール」を試してみてください。 この方法は、メールの返信や洗濯物をたたむなど、10分以内でできる小さなタスクを一気に片付けることで、大きなタスクに集中できるようにします。 小さなタスクとはいえ、負担に感じてしまうと、後回しにしがちです。小さいタスクをすべて片付けて心に負担を感じなくなれば、気分もすっきりして、ほかのすべてのことに取り組む準備も整うでしょう。