帝京大学と明治大学の両主将も加入。クボタスピアーズ船橋・東京ベイが新人7選手の入団会見
筑波大学のFL梁川賢吉は「雰囲気や文化に魅力を感じた。勝負してみたいと思った。持ち味はいろいろなところに顔を出す運動量。この強度に適応して、インパクトを残したい。どこのチームでも必要な人がいると思うので、スピアーズでエナジーを与えられるような選手になりたい」と前を向いた。
続いてはBK(バックス)の3選手。関西大学のSH溝渕元気は「スピアーズから熱いオファーを受けて選んだ。早くメンバーに入って、新人らしくアグレッシブにプレーしたい。パススピードで勝りたい。テンポは足らないが、スキルを磨いて先輩たちを追い越したい」と腕を撫した。
慶應義塾大学で1年から活躍していたUBK山田響は「慶應の先輩があまりいない、新しいところで学びたい。FWがどんどん前に出て、BKが縦横無尽に走り回るのが魅力的だった。CTB以外、BKのポジションを大学で経験しているのは武器なので、常にどこのポジションでもできるように準備して試合で活躍したい。バックスリーには日本のトップレベルの選手がいるので盗むところと、キックでは有利になれると思うので、活かしながらチャレンジしたい」と冷静に話した。
明治大学で100代目のキャプテンを務めたCTB廣瀬雄也は「雰囲気が良くて温かかったし、このチームは絶対優勝するようなチームだと思って、ここでプレーしたいと思った。昨季のチャンピオンチームなので、先輩たちから学んでいち早く試合に出たい。そして12番は誰にも譲りたくないので、日本を代表する立川理道選手、東福岡の先輩である永富晨太郎選手のスキルを盗んで12番をつけたい。将来的には50キャップ、100キャップを得たい」と先を見据えた。
今シーズンはリーグワン連覇にチャレンジしているスピアーズ。すでにHO江良はクロスボーターラグビーに出場し、力のあることを証明した。「他のリーグワンのチームよりもいい採用ができた」と石川GMが胸を張ったように、今季の新人7選手は今季の勝利に貢献するだけでなく、将来のスピアーズを支える大きな柱となろう。
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁