定番からSNS映えまで! タイで巡りたい美しい寺院建築 5選
日本から直行便で約6時間。時差も2時間で過ごしやすい上、美しい海が楽しめるリゾート地からローカル感たっぷりの街、ラグジュアリーなホテルなど選択肢の多い“タイ”。タイは敬虔な仏教国なので、街のあらゆる場所に寺院が点在している。本記事では観光の定番からSNS映えスポットまで、美しく個性的な寺院を建築目線で紹介。 ※寺院は神聖な信仰の場所のため、参拝する際は服装やマナーに気を付けて見学を。
ワット・ベンチャマボピット/バンコク
バンコク市内のラーマ5世通りの交差点近くにある「ワット・ベンチャマボピット」。イタリア製の大理石で建てられていることから、Marble Temple(大理石寺院)とも呼ばれている。
ラーマ5世の時代のナリサラ・ヌワティウォン王子によって設計された。柱やステンドグラスの窓など、随所にヨーロッパの影響が見受けられる。
外回廊には青銅の仏像が一列に並び、厳かな雰囲気。大理石でつくられた豪華な内装に、ずらりと仏像が並ぶ様子が美しい。
仏教の美学の中に、どこかヨーロッパのエッセンスを感じる個性的な寺院。本堂にある金色の仏像も神秘的で必見だ。
ワット・アルン/バンコク
「暁の寺」という意味を持つ「ワット・アルン」。チャオプラヤー川沿いに立ち、バンコクのアイコンとして広く知られている。三島由紀夫の小説『暁の寺』に描かれたことで、日本でも知名度の高い寺だ。
高くそびえる5つの仏塔があり、中には登ることができる仏塔もある。傾斜のある仏塔を登ると、チャオプラヤー川や対岸の景色、寺院内を一望することができる。
ワット・アルンで特に注目したいのが、写真のような細やかな装飾。中国美術の影響を受けて、装飾は陶器を砕いたものを使用している。花や神聖なモチーフは近くで見るとより繊細で、その美しさに心奪われる。
寺院内には、カフェも併設。木陰で寺院の雰囲気に包まれながら、休憩するのもおすすめ。
ワット・パトゥムワナーラーム/バンコク
バンコク市内随一のショッピングエリア、サイアムに位置する「ワット・パトゥムワナーラーム」。周囲をショッピングモールや高層ビルに囲まれている、珍しい寺院だ。1861年にラーマ4世によって建立された。