国山ハセン フォローしている人が推す本は迷わず購入 熱中した3冊
『起業の天才!』(大西康之著、東洋経済新報社)は、PIVOTに参画することになって、ビジネスをテーマにした番組プロデュースをする中で、勉強のために読んだ本です。 今やグローバルに事業を広げるリクルートの創業者・江副浩正さんの軌跡を描いた評伝で、リクルート事件がどういうものだったのかも改めて理解する視点を得ることができました。 「知っているようで知らない」「今さら聞けない」トピックについて、知りたいと思ったときにじっくりと学べるのも本の良さですよね。同じ著者が楽天グループCEO・三木谷浩史さんを追った『最後の海賊』(小学館)も非常に読み応えがありました。 貪欲に学ぼうとすると、どんどん読みたい本が増えていき、時間が足りないというのが最近の悩みです。 移動中のちょっとした隙間時間も活用して読み進められるよう、「kindle」の電子書籍も活用しながら、常に3冊くらいを同時進行で読んでいます。 仕事を終えて家に帰ってからじっくりと腰を据えて…といきたいところですが、まだ幼い息子の子育てにもしっかり関わりたいと思っているので、なかなか難しいんです、読書の時間をつくるのが。 たまに1人で入浴できる日があると、本を持ち込んで湯船に漬かり、ページがふやけるまで読んでしまいます。これができたときは、「幸せな自分時間を過ごせたな」と満足できるんです。 取材・文/宮本恵理子 構成/長野洋子(日経BOOKプラス編集部) 写真/稲垣純也