世界限定88本のみ【特別仕様の“激レア”クロノ】伝説的レーサー“アイルトン・セナ”をオマージュ
1882年にハバナで設立されたスイス高級時計メーカー“クエルボ・イ・ソブリノス”は、公式タイムキーパーを務める“イベリア・ヒストリック・エンデュランス”において、最も名高いポルトガルのエストリル・サーキットへの敬意を表す限定モデル“ヒストリアドール クロノグラフ・エストリル”を発表。世界88本を2025年1月に発売する予定だ。 【画像】88本だけの限定クロノグラフ、別アングルで見る ヨーロッパの代表的なレース場で開催される“イベリア・ヒストリック・エンデュランス”は、レース後に冗談を言い合う紳士的なドライバーたちが、スリルを味わいながらも表彰台の栄光を目指して戦うレースである。今回発表された新作は、その公式タイムキーパーを務めるクエルボ・イ・ソブリノスが提携を記念して作り出した、リミテッドエディションのクロノグラフだ。
現代的な直径42mmのステンレススチール製ケースに収められた文字盤は、1985年にエストリルで行われたレースで、今は亡きアイルトン・セナ初優勝時の乗車“ロータス97T”の鮮やかな色彩からインスピレーションを得たといい、往年のレースファンの心を揺さぶるデザインに。 シルバーカラーの時分針と9時位置のスモールセコンドカウンターの針はリーフ形、30分積算計と6時位置の12時間積算計の針はブラックの先端が突き出た三角形など、繊細なディテールにまでこだわりをみせている。また、ポルトガル語とスペイン語の両方でタキメーターを意味する“Taquimetro”の文字もレイアウトされ、歴史的レースへの敬意が表された。
さらに、サファイアクリスタルのケースバックには、コース全長4.182kmのエストリル・サーキットが再現されており、そこから時計の心臓部である自動巻きムーヴメント“Cal.CYS 8100”を眺めることもできる。 ベルトは、ブラウンゴールドのステッチと、かつて着用されていた伝統的なレーシング・グローブを思い起こさせるパーフォレーションが施されたカーフレザー製で、ステンレススチール製のバックルにはCYSのエンブレムが刻印される。限定数は88本で個別のシリアルナンバー入り、価格は77万円だ。
文◎Watch LIFE NEWS編集部