アンゴラ村長「これぐらいだったらいいんじゃないか」という露出具合のものを選んでいます
写真集の現場ではすべてを受け入れる気持ちでのぞみました
── 写真集、拝見しましたが、普通体重のアンゴラさん、とても素敵でしたよ。ランジェリー姿もセクシーでした。 アンゴラ村長 ありがとうございます。自分の裸は、お風呂に入る時にいつも見ていますが、そこに価値があったというのはちょっとした驚きでしたね(笑)。 ── 不特定多数に肌をさらすのは、抵抗があったのでは? アンゴラ村長 20代最後の記念にもなりますし、美しく撮っていただければうれしいなと思っていて、とくに抵抗はなかったですね。実際、カメラマンの方がとてもきれいに撮ってくださって、本当に感謝しています。 ── 撮影の雰囲気はいかがでした? アンゴラ村長 編集の方以外は、全員が初対面だったのですが、和気藹々とした雰囲気で、とてもやりやすかったです。ポージングは、カメラマンさんに指定されたものもあれば、好きに動いた時に撮ってもらったものもあります。芸人として、芸人の現場に行く時は、自分でなんとかしなきゃって気持ちになりますが、写真集の現場では私は素人のようなもの。誰かが何かしてくれるはずだと(笑)、すべてを受け入れる気持ちでのぞみました。それが良かったのかもしれません。 ただ、数えてみたらスタッフさんが11人もいて、私の写真集のためにこれだけの人が集まってくださり、予算的に大丈夫なのかと不安になりました。撮影用にアイスクリームを購入したのですが、それが1600円くらいするんですよ。現場にはスタバのポットコーヒーも用意されていて、あれって結構高いじゃないですか。ヤバい、写真集が売れないと大変なことになるって。
── それが1万部を超える大ヒットに! 何がそこまで受けているんでしょう? ご自身ではどう分析されますか。 アンゴラ村長 例えば、坂道の方々だと、手の届かない感じがありますよね。でも私の場合は、身近にいそうな感じといいますか……(笑)。なわとびのネタで世に出て、その後、いろいろな遍歴があって、そういう7年間の前振りがあってのランジェリーが刺さったのかもしれないなと分析しています(笑)。 ── 写真選びは、相方のスーパー3助さんや、お母さまにも意見を聞かれたとか? アンゴラ村長 はい、今後のお笑いの仕事に差し障りがないように選びました。 ── え、どういう意味ですか。 アンゴラ村長 私の本業はお笑いで、コントをやってご飯を食べていきたいと思っています。あまりに過激な写真集にして、ネタをやる時に、お客さまの頭に肌色がよぎってしまうと、ちょっとノイズになってしまうかなという懸念があり、「これぐらいだったらいいんじゃないかな」という露出具合のものを選んでいます。 ── それでも、「色っぽい」とか「セクシー」といった、さまざまな反響があったのでは? アンゴラ村長 容姿への賞賛の声って、こんなにも気分がいいものなんですね(笑)。本当にありがたいですし、不思議な気持ちもあります。そういった言葉は、これまであまりいただいたことがなく、ルックスを褒められる立ち位置にいなかったので。改めて評価してもらったことは、素直にすごく気分がいいです。