【マリーゴールド】注目の腹筋JK・山岡聖怜 初陣目前…入団経緯、夢のジュリア戦&姉妹対決を激白!
〝腹筋JK〟として注目を集めている山岡聖怜(せり=18)が来年1月3日にマリーゴールド大田区総合体育館大会でデビューする。姉は元レスリング選手でグラビアアイドルの山岡雅弥(みやび)。自身も鍛え抜かれたバキバキの腹筋をSNSで披露し、早くも話題を呼んでいる。今回の取材で、デビュー戦に向けた胸中を激白。黄金の花園に咲くスーパールーキーの素顔とは――。 【写真】自慢の腹筋をチラ見せする山岡聖怜 ――デビュー戦まで残り1か月だ 聖怜 早くデビューしたい自分もいれば、技術的にまだだなって思って焦っている自分もいて、気持ちがごちゃごちゃです。プロテストに合格した時も自分が思ったように動けず、悔しくて泣きました。デビュー戦までにもっといろいろなことができるようになりたいって思うけど、そんなに甘くないから。とにかく練習して、デビュー戦では今の自分を出し切れたらなって思ってます。 ――練習で苦労したことは 聖怜 一番は後ろ受け身。最初は怖いもの知らずだから、何でも挑戦できるんです。でも、マットの硬さを知った時に痛くて怖くなった。そしたら足を抜くタイミングがわからなくなって、思うように体が動かなかった時に(高橋)奈七永さんが何回も繰り返し教えてくださったんです。本当に感謝してます。奈七永さんはメンタル面でもサポートしてくださって、尊敬しています。 ――入門した時の家族の反応は 聖怜 母が全日本女子プロレス時代の長与千種さんの大ファンだったんです。家出して全女のオーディションを受けようとしたみたいで。でも、未成年だったから親の許可を取らないといけなくて、お父さん(聖怜の祖父)に伝えたら「縁を切る」と言われてできなかったから、うれしいって一番興奮してましたね。お姉ちゃんからは「受けるのうまいし、プロレスは合ってると思う」って。私たちきょうだいは小さいころからケンカになると、総合格闘技に近い殴り合いをしていたので、ケンカするたびにどうやったら楽に受けられるかをよく考えてました(笑い)。 ――高校時代はレスリングで五輪を目指した 聖怜 須崎優衣さんとかオリンピアンがいる安部学院高に進学したんですけど、ケガが増えて先が見えなくなってしまった。その時に姉がスターダムの両国大会(2021年12月29日)でゲスト解説をして、映像で初めて女子プロレスを見たらハマってしまって。姉が「家出レスラー」(岩谷麻優の自伝的映画)のオーディションを受けていたので、招待券をもらって行かせてもらったことはあったけど、もっと近くで見たいと思って自分でアリーナ前方のチケットを買って、1人で見に行ってました。その時に私もリングに立ちたいと思ったんです。 ――プロレスラーになる決意をしたのは 聖怜 見に行った試合でジュリアさんがとにかくかっこよくて、ゾワゾワゾワってして、勝手にスターダムに応募しようとしたんです。でも、応募の仕方がわからなくて。そのうちに前十字靭帯をケガして手術をすることになって、入院してリハビリしてたら時間が過ぎてしまった。ケガが完治した今年の6月くらいに所属している芸能事務所の人に「プロレスは興味ない?」って言われて「めっちゃ好きです!」って。どこがいいか聞かれたので「ジュリアさんがいるところがいい」と言って紹介してもらったのが、マリーゴールドでした。 ――8月には憧れのジュリアと全員掛けで20秒間だけ対峙した 聖怜 本当に貴重な経験でした。でも、まさかビンタされると思ってなかったので、びっくりしました。WWEに行ってからも2回くらいLINEさせてもらって「いつか戦いたいです」って送ったら「絶対強くなれるから自信持って頑張って」って。私にとってジュリアさんは神様なので、この言葉は宝物です。あの時は20秒しか戦えなかったので、いつかあの続きをやることが今の私の夢。実現したら泣いちゃうかもしれない。 ――将来、雅弥さんとの姉妹対決実現も 聖怜 実はレスリングの時から姉に勝ったことがないんです。なので、何度か姉を誘ってはいるんですけど、なかなか…。私のデビュー戦で心が動くか? どうですかね。でも、何かの機会があれば可能性はありそうですけどね(笑い)。 (インタビュー・木元理珠) ☆やまおか・せり 2006年11月13日、福岡県出身。選手だった母の影響で幼少期にウェイクボードを始め、小4でレスリングに転向。21年の全国中学選抜選手権54キロ級で2位。五輪出場を目指し、22年にレスリングの名門・安部学院高に入学。同年全日本ビーチレスリング女子・高校生の部軽量級1位。ケガに苦しみレスリングを断念し、同高を中退。通信制の高校に入学。24年8月にマリーゴールドに入団。162センチ、54キロ。
木元理珠