部下にパワハラ、陸将補を停職処分 「ばか」と暴言、通報者捜しも 陸自
陸上自衛隊は31日、部下を「ばか」とののしるなどのパワハラを繰り返したほか、自身の勤務態度に関する内部通報者を特定しようとしたとして、東部方面隊に所属する50代の男性陸将補を停職1日の懲戒処分にした。 陸将補は陸自で2番目に高い階級。 陸自によると、この陸将補は2010年8月~12年3月、部下3人に暴言を吐いたり、プラスチック製のバットで頭をたたいたりするなどのパワハラを繰り返した。19年4月には、別の部下に「俺のことを申告しただろう」と問い詰めた。 昨年1月に自衛隊内部の窓口に相談があった。陸将補は調査に対して「パワハラとは思わなかった」と話し、19年の発言は否定しているという。