【楽天好き】創設20周年企画:仙台にプロ野球チームがある素晴らしさをもっと伝えていきたい。亀谷直幸さん
球団創設から20年の節目を記念して、チームの変遷を知る様々な人に話を伺います。シリーズ第5弾は、営業本部・営業企画部部長の亀谷直幸さん。
スポンサーをはじめとするファンのニーズを汲み取って、より良いサービスを生み出し、現在は商品開発を手掛け出ながら売上げを支える裏方のリーダー。
自身も宮城県仙台市の出身で、チームが誕生する前から今に至るまでを知るため、「昔は地元にプロ野球チームがある環境は想像できなかった。その素晴らしさをもっと伝えていきたい」と語ります。
◆地元のチームをもっと特別に思ってもらえるように 東北楽天ゴールデンイーグルスが創設される前、仙台で野球を楽しむ機会はめったになかった。亀谷さんが子どもの頃も、読売ジャイアンツが「みちのくシリーズ」などで、当時の宮城球場に稀にやって来るぐらいだったという。
「野球を見るのは当時から好きでした。でも、たまにしか観られないので『サーカスが来る!』みたいな感覚でした。『球場飯』もカップラーメンを食べたくらいの記憶しかなかった」と少年時代を振り返る。今では『球場飯』でもファンを楽しませる同じ場所で、そんな頃があったとは想像もつかない。
2007年から球団の営業企画部や、ボールパーク部など様々な部署で部長を歴任している亀谷さんだが、2004年の創設当時はいちファンだったという。
「創設当時は全国で、12しかないプロ野球団がやって来たということに驚きを禁じ得ませんでした。それが20年を経た今では当たり前になっている。本当にすごいことです」。
「最初の頃は、新しく球団がやって来たということで自然と盛り上がりましたが、職員となった今は、地元にプロ野球の球団があることが当たり前になったからこそ、飽きられないよう、もっと特別に思ってもらえるように工夫していかなければと考えています」。
仕事のこだわりは、感動してもらうため、相手の想像を超える経験、提案、おもてなしをすること。「例えば『球場飯』なら、昔の地味なイメージをなくして、若い人や子どもも楽しめるように、見栄えの良いメニューを取り入れたりしてきました」。