韓国、佐渡追悼式参加を前日取りやめ 生稲氏の靖国参拝を問題視 韓国世論に配慮も?
韓国政府は24日に予定されている佐渡島の金山の追悼式の参加を見送ると表明しました。日本の代表として出席する生稲晃子外務政務官(56)を問題視したものとみられます。 【画像】専門家が指摘する韓国ドタキャンの背景とは?
■生稲氏の過去の靖国参拝を問題視か
生稲外務政務官 「笑顔と笑顔の交換、手と手の触れ合い、そういった小さな瞬間から始まって、理解と共感が生まれる。これこそが外交なんだ」 21日、新旧政務官交代式の場で外交に対する思いを語ったのは、外務政務官に就任した生稲氏です。 その生稲氏を巡って23日、韓国政府がある決定を下しました。 韓国政府 「追悼式に参列しないことを決定した」 韓国政府が不参加を発表したのは、7月に世界文化遺産に登録された佐渡島の金山で、24日に予定されている追悼式です。朝鮮半島出身者を含む労働者を悼む式典ですが…。 コリア・レポート 辺真一編集長 「朝鮮人労働者が強制労働を強いられたということで、日韓の歴史の負の遺産という捉え方を韓国側はしている」 韓国外務省は「両国外交当局間の意見調整に必要な時間が十分でなかった」としていますが、前日になって韓国側が“ドタキャン”した形です。 その理由に、生稲氏の存在があるとみられています。 辺編集長 「韓国が求めていた外務次官級の政務官の派遣を日本政府が決定したことを評価するということで、この式典に出席する予定だった。生稲政務官が靖国神社に訪れていた、参拝していたことが、その後分かったということで、もう時すでに遅しだった」 過去に靖国神社を参拝したとされている生稲氏。これを韓国側が問題視したとみられています。
■不参加の背景に韓国世論の圧力か
生稲氏は、追悼式への参列が発表される前日(21日)、次のように意欲を語っていました。 生稲外務政務官 「私が担務することになったのはアジアです。韓国や中国とは多くの課題があります。日本として言うべきことはしっかりと言って、日本の平和を実現していきたい」 日韓首脳が連携強化に意欲を示す中で下された韓国の決定。背景には、韓国世論の圧力があると専門家は指摘します。 辺編集長 「日本に対する外交姿勢があまりにも軟弱で屈辱的だという批判が上がっている。尹大統領の上がりつつあった支持率がまた下がる恐れがあるという懸念も“不参加”に反映されたのでは」 (「グッド!モーニング」2024年11月24日放送分より)
テレビ朝日