夏の甲子園で輝いた…プロ入りしなかった天才(2)高校ジャパンでも防御率0.00
プロ野球で活躍する選手の中には、甲子園大会で鮮烈な印象を残し、高校時代の輝きをそのまま放ち続ける選手がいる。一方で、聖地で見事な活躍を見せながらもNPBには進まなかった選手も少なくない。そこで今回は、プロ入りはしなかったが夏の甲子園で輝いた天才を紹介する。 【表】夏の甲子園2024 組み合わせトーナメント表
上野翔太郎
出身校:中京大中京(愛知) 投打:右投右打 生年月日:1997年6月30日 U-18高校日本代表に選出され、将来的な活躍が期待されていた上野翔太郎も、プロ入りはしなかった一人である。 上野は名門校の中京大中京に進むと、1年夏からベンチ入りを果たし、下級生の時点でマウンドに立つ機会も多かった。 高校最後の夏は甲子園で躍動し、3回戦の関東一(東東京)戦でも先発マウンドに上がった。 試合は0-0で進み、9回裏の関東一高の攻撃でサヨナラホームランを許し、上野の夏は終わった。それでもU-18ベースボールW杯では18イニングを投げ、防御率0.00と鬱憤を晴らすような大活躍を見せた。 その後は駒澤大学、三菱重工Eastを経て、24歳で勇退。ユニフォームに別れを告げた。
ベースボールチャンネル編集部