星稜・奥川投手、上々の投球 対外試合スタート /石川
<センバツ2019> 第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する星稜が9日、同校野球場で小松との練習試合に臨み、対外試合をスタートさせた。最速150キロの大会注目右腕・奥川恭伸投手(2年)は1試合目に先発登板し、3回を2安打1失点、4奪三振とまずまずの投球を見せた。2試合あり、星稜は3-8、7-6の1勝1敗だった。 今季の対外試合は8日に解禁。野球場には奥川投手目当てに複数のプロ球団スカウトが訪れた。この日、奥川投手の直球の最速はスカウトの計測で147キロ。「(指の)かかりも悪くて、納得のいく投球でなかった。(球速も)『よくそんなに出ていたな』と思うくらい」と自己採点は厳しかったが「今は投げることに意味がある状態。試合慣れし、制球力を上げていきたい」と悲観はしなかった。 打線は主砲の内山壮真選手(1年)、昨秋不振だった山瀬慎之助主将(2年)に本塁打が出た一方で、1試合目は小松の小川琳太郎投手(2年)を序盤で打ちあぐねる場面も。林和成監督は「グラウンドでの練習が例年よりできていただけに、もう少しいいゲームをしたかった」と注文を付けた。練習試合は週末を中心に19日まで行う予定。【岩壁峻】