大阪府・吉村知事が定例会見4月8日(全文6完)理髪店は生活の維持に必要
自粛しなければ地獄のような状況になる可能性が
ですのでそれに対する対応というか、これは児相の対応であったり福祉施設の対応であったりっていうのはしっかり、より困難な状況になってるんだっていうのを含めて、これはやっていきたいというふうにも思ってますし、それぞれの部局でもそういったところで進めています。ただ、大きなところで言うと、ここはじゃあこの緊急事態宣言をせずに、自粛もせずにやったらどうなるんですかといえば、より地獄のような状況になる可能性があるということも、やっぱりこれはご理解いただかなきゃいけないと思います。みんなが全員ハッピーになるという状況では、もう今ではありませんから、不都合なことも言っていかなきゃいけないというのが僕の仕事としても。 要は、皆さんに自由にやってくださいとなれば、はっきり言って何千人、もっと言えば分からないぐらいの感染者、そして死亡者が出かねないというのが、この新型コロナの怖いところで、しかもワクチンも治療薬もないというのが現状です。それはまさにニューヨークやイタリア、スペインで現実に起きている事実ですから、そうなったときの悲惨な地獄絵図というのを、ならないようにするために、皆さんに負担が多いと思いますが、そうならないようにお願いをするというのが今の現状だというふうに思います。 ですんで、そういったケアを必要とする方に対する支援というのも、今100%はもう無理です、これは。無理と言うしかありません。でも、できるだけのことはやっていきたいと思いますし、その現状で、みんながしんどい状況ですけど、なんとか爆発的感染拡大による多くの死者が出るというのを抑えるということでやっていきたいというふうに思います。
市町村との連携で対応できるのでは?
共同通信:都道府県においては、大阪府もそうですけれども、まさに公衆衛生の観点から今やっておられるような措置を取らなければいけないのっていうのは分かるんですけれども、一方で副作用が多岐にわたって、長期間にわたるに当たって対応も必要かと思うんです。その部分において100%はできないというご発言でしたけれども、今申し上げたようなこと、例えば多くは福祉事業に関わることで、これ、市町村が実施している部分もあろうかと思うのですけれども、緊急事態宣言が発出されたことによって市町村にも対策本部立ち上がっていますので、市町村からそういった課題を聞き取って、できることを市町村単位で一緒に考えていくということも可能かと思うのですが、今申し上げたような副作用に対する対応策、市町村との連携でなにがしか少しは対応できるんではないかと思うのですが知事のお考えいかがでしょうか。 吉村:今まったく何も対応していないというわけじゃなくて、それぞれの市町村においても、これは住民の身近なところでサービスをしていますし、障害者、福祉サービスなんかも基本的に市町村の仕事としてもやったりも、子供さんのサービスも市町村の仕事としてやっています。まさに身近な市長さんが、そこで問題意識も、ストレートに受けているわけですから、そこで市町村においても対応しながら、そして大阪府においてはそれをバックアップするというのを大きな進め方としては今やっているところです。 だからそれをやっていないというわけではありません。現実に困った人は市役所に行ったり区役所に行ったりして、そこで相談しながら進めているわけですから。ただ、僕が申し上げたいのは今のコロナの状況を考えたときに、元の生活に戻すのが一番いいわけですけど、それをやっちゃうと地獄絵図のような状況になる。そこもやっぱりご理解をいただかないといけないと。今の状態でみんながハッピー100%の方法はないというのは、もうみんながやっぱりこれは理解しなきゃいけない事態なんだと僕は思っています。 司会:すいません。後ろの。