フランスの高速道路料金所トラブル事情。SAでの給油儀式は不愉快なので燃費走行でル・マンへ【みどり独乙通信】
ルクセンブルクで満タン給油していざル・マンへ
ドイツ在住でモータースポーツを中心に取材活動を続ける池ノ内みどりさん。毎年恒例のドイツ・ニュルブルクリンク24時間レースの取材を終え、帰宅はせずにそのまま2週間後に開催されるフランスのル・マン24時間レース取材のため移動を開始しました。ガソリン価格の安いルクセンブルクで満タンにして、いざ出発。しかし、フランスの高速道路では試練が待ち構えていたのでした……。 【画像】店内もお土産もオシャレ! フランスのサービスエリアを見る(19枚)
フランスには日本のETCのようなシステムが存在
ニュルブルクリンクからル・マンへ向けて、帰宅せずそのまま向かうことにした筆者。いよいよニュルからルクセンブルクを抜けてフランス領に入り、約700kmのドライブが始まります。ドイツより1Lあたり約40セント(約68円)も割安なルクセンブルクで満タン給油して、フランスのル・マンへ向けて出発です。 ドイツとルクセンブルクでは高速道路の料金は無料なのですが、フランスに入ると区間ごとに料金所があります。現金やカードで支払うレーンと、日本のETCと同じような仕組みのレーンがあります。最近はどれにも対応できるレーンもあって便利になりました。 バカンスシーズン以外では料金所も割合空いているのですが、シーズンになると大渋滞。しかも、なぜかカードが使えなかったり、せっかく料金を入れたのに入ったことにならず再度全額支払うハメになったり、領収書が出てこない、お釣りが出ない……さまざまなハプニングにあった経験があります。料金所のない国の人たちは大概これに焦ります。 後ろから物凄い勢いで早くしろとばかりにクラクションを鳴らされて、また焦る……。そんな経験を何度もして心が折れた私は、数年前にドイツでもフランス・イタリア・スペイン・ポルトガルで利用できる機器が売り出されたと知ったとき、すぐに注文しました。 最初に機械代と年間使用料が必要となり、料金+手数料が掛かってちょっと割高なのですが、買って大正解! 年に数回しか使いませんが、それでもストレスフリーの方が勝ります。しかし、機械の反応がちょっと遅いので、毎回通過する際には一旦止まらなければならず、ドキドキします。
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