「光る君へ」道長の悲劇の三男を演じるのは2.5次元舞台のスター!
吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」の27日放送・第41回で、左大臣・道長(柄本佑)と三条天皇(木村達成)の争いの巻き添えをくうかたちになったのが、道長の三男である藤原顕信(ふじわらのあきのぶ)。道長の息子たちの中でも野心に燃えていた彼が終盤に衝撃的な展開を見せたが、そんな顕信を演じるのは本作が3作目の大河ドラマ出演となった百瀬朔(30)だ(※一部ネタバレあり)。 【画像】道長の息子たちに明暗… 第41回「揺らぎ」では即位した三条天皇が早々に左大臣・道長へのけん制を開始。その影響は道長の息子たちにも及んだ。
~以下、第41回のネタバレを含みます~
三条天皇が内裏に入る前には道長が高松殿を訪れ、妻の明子(瀧内公美)、俊賢(本田大輔)らと談笑していたところ、次男の頼宗(上村海成)と顕信が現れた。顕信は「我々が公卿になる日はいつなのでございましょうか。兄上とも私とも年の違わない土御門殿の頼通さま(道長と正妻・倫子の子)はすでに正二位の権中納言。納得がゆきませぬ」と不満を漏らし、頼宗はその無遠慮な物言いにギョッとした表情。「そういうことは帝のお心一つだ。今少し待て」と返す道長に、顕信は「いつまで? 待てばよろしいのですか」と食い下がった。その場では母・明子に「安心なさい。父上はそなたたちのことをちゃんとお考え下さっていますよ」となだめられていたが、事件が起きたのは三条天皇が内裏に入ってからのこと。
三条天皇は道長の進言を退け、後ろ盾のない藤原すけ子(※「すけ」はおんなへんに成/朝倉あき)を道長の次女・藤原妍子(倉沢杏菜)と共に女御とし、さらにはすけ子の同母弟である藤原通任(古舘佑太郎)を参議に取り立てたいと言い出した。道長は、通任は半年前に蔵人頭になったばかりであり参議とするのは時期尚早と意見するが、三条天皇は「すけ子の弟ゆえ取り立ててやりたいのだ。左大臣も息子たちを取り立てておるではないか」と聞かず、通任を参議にする代わりに道長の子・顕信を蔵人頭にする駆け引きを持ち掛けてくるが、道長はこれを辞退した。