消えた21歳ドイツ人大学生、漂流遺体で発見 上衣なく靴はかず…事件事故両面で捜査
和歌山県警は5日、旅行で和歌山市を訪れ、先月11日から行方不明となっていたドイツ人の男子大学生、クラウディオ・ヴォルムさん(21)の遺体が、和歌山市加太の田倉埼沖で仰向けで浮かんでいるのが発見されたと発表した。県警は事件と事故の両方の可能性があるとみて、引き続き調べる。 県警人身安全対策課によると、今月1日午後2時50分ごろ、「人が仰向けで漂流している」と和歌山海上保安部に通報があった。同2日に司法解剖が行われ、同3日にDNA鑑定を行った結果、ヴォルムさんと判明した。上衣の着衣はなく靴ははいていなかった。死亡時期は10月上旬と推定されるという。 ヴォルムさんは10月11日午後8時半ごろに、南海和歌山市駅近くの防犯カメラに1人で歩く姿が映っていた。12日には、同市内の多目的トイレでヴォルムさんのパスポートや生活用品が見つかっていた。