J1町田の主将・昌子源「優勝争いに参戦できると思ってなかった」 昇格即V逃すもイレブンに手応え
明治安田J1リーグ最終節(8日、カシマ)、町田が鹿島に1―3で敗れた。J1昇格初年度で3位と躍進した町田イレブンが、今季を総括した。 【写真】最終視察の視察に訪れたJ1町田の藤田晋社長 逆転優勝を目指したが、この日は前半の3失点が響いて敗北。試合後に、日本代表FW相馬勇紀(27)は「(黒田剛)監督から『特に(試合)開始の15分を集中しよう』という話があったのにもかかわらず、チームとしてこういう結果になってしまった。(今日の負けを)来季につなげられればと思う」と悔しそうな表情を見せた。 それでも、今季の町田は初のJ1で前半は首位をキープするなど存在感を示した。主将の元日本代表DF昌子源(31)は「(シーズン前に)加入した時は優勝争いに参戦できると思ってなかった。監督もおっしゃっていたが、最後は負けてしまったけど、堂々と胸を張れる結果だと思う。町田サポーターの皆さんに堂々と(結果を)報告したいと思う」と語った。 日本代表GK谷晃生(24)も「シーズンが始まる前に、最終節まで優勝の可能性を残しているとは(誰も)想像していなかったと思う。ただ、そこで勝ち切ることができなかったのも自分たちの実力。それほど優勝することのハードルを感じた中で、僕個人としても、選手みんなにとってもいい経験になった。本当に強いチームをつくる上で必要な経験だったと思う」と来季に向けて前を向いた。
加田晃啓