きょうから開催!「蜷川実花写真展withEiM光の中で影と踊る」
QAB 琉球朝日放送
写真家で映画監督の蜷川実花(にながわ・みか)さんの写真展がきょうから南城市の南城美術館で始まりました。この写真展の見どころについて蜷川さんへのインタビューを交えながらお伝えします。 世界遺産「斎場御嶽」の森に囲まれた南城美術館できょうから始まった「蜷川実花展withEiM光の中で影と踊る」 写真家・映画監督として国内外で活動する蜷川実花さんとクリエイティブチーム・EiMによる個展で、県内の様々な場所を巡って撮り下ろした沖縄の魅力あふれる作品が並んでいます。
蜷川実花さん「沖縄が元々すごく好きで来ていた。沖縄に何度も訪れて今までたくさん来ていたけれど見えていなかった部分やこういう素敵なところがあるんだというのを感じることができた。生と死みたいなものを今までもテーマにしてきたがより色濃く力強くこの土地に宿っている気がしてそれが表現できたと思っている」 クリエイティブチームEiM代表宮田裕章さん「沖縄の太陽の光の強さと同時にある影の濃さそのコントラストから生命のあり方これが非常に感動的だなと改めて感じてそれを体験として構成した」 沖縄の自然や風景にこだわって制作した作品の中には写真展のタイトルにヒントをくれた1枚も。 蜷川実花さん「「サガリバナ」をどうしても撮りたくて夜に咲いて朝に落ちてしまう儚い花。撮っている時にポトポトと音が聞こえるくらい1時間いただけでも風景が変わってさっきまで咲いていた花がどんどん川に落ちて広がって流れていくのも今まで見たことのない光景だったすごく良かった。サガリバナを撮るということがスタートで生と死やいろんな生命力や「光と影」みたいなものを表現したいなという全体のテーマに繋がっていったのでサガリバナの撮影も象徴的なこと」 夜に咲きたった一晩で散る幻想的な花「サガリバナ」力強くも儚い生命の美しさが「光の中で影と踊る」というタイトルにつながり、沖縄の自然がもたらす「光と影」のコントラストを体感してもらう内容になったといいます。