クルマはコラボの宝庫! グッチにヴェルサーチにビームスまで「ファッションブランド×自動車メーカー」で誕生したモデル4台
ファッションブランドとクルマのコラボは意外と大人気!
コラボ商品についてとやかくいうのは昭和世代のデフォ、かもしれません。ノーマル商品にコラボ先のバッジなりロゴをくっつけただけで商売しようなんて、甘い甘い! そんな小うるさい気もちでしょう。 【写真】ベルサーチにグッチにビームス! アパレルブランドとコラボしたクルマたちを一挙公開(全19枚) とはいえ、クルマの世界でもよくあるコラボ商法は、限定商品ということや、意外にお手頃なクルマが選ばれたりして、ほとんど完売! なんならプレミアまでついたりして人気商品となることも珍しくありません。いったいどんな手口なのか、昭和生まれの小うるさい筆者も探ってみたくなりました。
シトロエン 2CV Hermès
2008年にシトロエンが創立60周年記念として、馬具&ファッションブランドのエルメスとコラボ、大衆車の代表たる2CVをカスタムしたのはちょっとしたニュースになりました。 ノーマルのビニールとファブリックしか使っていないインテリアを、エルメスが独特な技法でなめした馬具用レザーでドレスアップ。シートやトリムをはじめインパネからシフトノブ、はてはウインカーレバーに至るまで、内装のほぼすべての部分が品のいいナチュラルカラーの革で覆われているのです。 大衆車と高級ブランドの一見アンバランスな組み合わせながら、市場では好意をもって迎えられたこと記憶に新しいかと。それ以前、2003年にもシトロエンはC3というコンパクトカーでエルメスとコラボしたワンオフモデルを発表しており、これまたオークションで驚くような高値を付けています。 彼らの名誉のために付け加えれば、オークションで得られたお金は国際人道医療支援団体である「メドゥサン・デュ・モンド ジャポン」に寄付されたとのこと。ですが、なんだか高級ブランドとグルになって話題作り、人気取りをしているようで、筆者はモヤモヤした記憶も(笑)。 その後、懲りずにシトロエンはC3を使ってサーフブランドのRIP CURLや、女性誌のELLEとコラボするなどやりたい放題! 数あるクルマメーカーのなかでもダントツのコラボ好きといえるのではないでしょうか。