楽しみながら知識や経験を増やす…2児の母が子どもと一緒に考え、備える「防災」[FRaU]
ひとくちに「防災」といっても、教科書通りのやり方があらゆる人にフィットするとは限りません。万が一のとき、本当に安心して避難生活を過ごすためには、ライフスタイルに合わせて“自分の備え”を作ることが大切。トライ&エラーを経て防災スタイルを作った、LABORATORIANの塙萌衣さんに話を聞きました。 ●情報は、『FRaU SDGs MOOK防災』発売時点のものです(2023年8月)。
防災は特別なことじゃない。 楽しく、心地よく備える工夫
塙萌衣(はなわ・もい) 戦略コンサルティングファーム〈LABORATORIAN〉でマーケティングリサーチや制作ディレクションなどを担当。4人家族。 「子どもが生まれてから、防災についてよりしっかり考えるようになりました」と言う塙萌衣さん。特に6歳の長男とは防災にまつわるコミックスを読んだり、キャンプを通して限られたものだけで生活する知恵を身につけたり、楽しみながら知識や経験を増やしている。近年、仕事の関係でインテリアとして使える備蓄品収納ボックス〈IF〉の商品開発に携わったことで、備蓄に対する意識はいっそう高く、具体的になった。
「ただチェックリスト通りにものを買っておくのではなくて、なぜこれが必要なのか、どんな場面で使うのか、しっかりとイメージすることで、本当に必要なアイテムがわかってきました。インテリアに馴染む〈IF〉があれば、備蓄品一式をリビングに置けます。おかげで防災がぐっと身近になって、長男は時々ランタンや自分用のヘッドライトを取り出して遊んでいます。いつの間にか使い方もマスターしていて、心強い限りです」
“見せたい”備蓄品ボックス
スチール製のボディに天然木の天板がついた備蓄品収納ボックス〈IF〉。壁に沿って設置する「WALL」のLサイズには2ℓのペットボトル14本、ポータブルトイレ40枚、ランタンなど、大人4人分、3.5日間の推奨備蓄品が収納可能。2人用のMサイズもある。
鉢植えの下にも備蓄品が!
〈IF〉にはコンパクトサイズで床置きできる「FLOOR」シリーズも。ボディタイプはホワイト、グレー、ウッドがあり、インテリアに合わせて選べるのがいい。