スタニングローズ、エリザベス女王杯制覇から一夜明け馬房で静養
エリザベス女王杯を制してGⅠ2勝目を挙げたスタニングローズ(栗・高野、牝5)はレースから一夜明けた11日、栗東トレセンの自厩舎で静養した。 前日は午後6時30分頃に帰厩。土屋助手は「元気いっぱいですし、カイバもしっかり食べています。体も減っていないですね」と目を細めた。 道中は4番手からリズムよく運び、4コーナー手前から追い出しを開始して後続を突き放した。「1コーナーに入るまでにいいポジションにいたので、いい感じだなと思って見ていました。ジョッキー(C・デムーロ騎手)が素晴らしかったです」と鞍上のエスコートをたたえた。 一昨年の秋華賞以来、2年ぶりの勝利。復活を信じてトライ&エラーを繰り返した末のVに「今までやってきたことは、間違いではなかった。いい成績が出てよかったです」とホッとした表情だった。 所属するサンデーレーシングの規定で、来春には引退して繁殖入りする見通し。残された現役の時間は短く、今後は未定となっている。