中学生死亡“ひき逃げ無罪”に遺族「長い苦しみ」 判決見直しの可能性も…争点は「直ちに救護」
和田善光さん 「まず、この弁論が開催されたことについては、一つの光が差してはいる。被告が真摯に見つめ直して反省しているとは、我々はみじんにも感じられません」 和田真理さん 「直ちに救護されれば、救われる命はあると思います。これまで一度も樹生の命日だからといって、花が手向けられたりお供えが届いたりしたことは一切ありません」 会見ではつらく長い闘いが続くなかで樹生さんへの思いも…
和田善光さん 「裁判が続いていて(樹生さんに)10年近くも報告ができていないのは、我々の力不足もあると、本当に申し訳ないなという気持ち」 和田真理さん 「ずっと樹生は、私たちの近くで裁判の行方を見守ってくれていた。この裁判も一緒に傍聴してほしい。きょう、娘も一緒に傍聴したが、家族が心を一つにして救護義務違反が認められることを願い、樹生も一緒に傍聴しました」 判決は次回、言い渡されます。 (12月13日『news zero』より)