61キロ力士、何をした? “レア技”で巨体をひっくり返す 一瞬の出来事に館内騒然 倒れた力士に手を…優しさも
<大相撲十一月場所>◇九日目◇18日◇福岡・福岡国際センター 体重61キロの“超軽量級”力士が、大きな相手を珍手で豪快にひっくり返した。一瞬の出来事に館内騒然となり「おおお」「お見事」と驚嘆の声が相次いだほか、倒れた相手に手を差し伸べる優しさも見せていた。 【映像】61キロ力士、“レア技”に館内騒然 序二段七十四枚目・宇瑠寅(式秀)と序二段八十七枚目・若清(西岩)の一番での出来事。35歳のベテラン・宇瑠寅は身長165.3センチ・体重61.8キロと、一般の成人男性の平均と比べても小柄な体格の持ち主。対する若清は21歳の若手で、身長179.1センチ・体重95.7キロと一回り大きな体つきだ。 立ち合い正面から低い姿勢で当たった宇瑠寅は、すかさず前みつを取って左四つになると、抱え込んで攻めてくる相手に足を掛けてバランスを崩した。そのまま華麗な内掛けを決めて巨体の相手を転がして勝利、小よく大を制した一番に客席からは「おお!」とどよめきが沸き起こった。勝負が決した後、宇瑠寅はすぐに倒れた相手のもとへ行き手を差し伸べて起き上がるのを手伝っていた。宇瑠寅は2勝目。敗れた若清は5敗目を喫した。 決まり手となった内掛けは、日本相撲協会の公式ホームページによれば発生割合0.1パーセント、決まり手ランキング38位の珍しい技だ。見事に妙技を決めた小兵・宇瑠寅の活躍に、ABEMAの視聴者からは「おおお」「内掛けキタ」「お見事」「やっぱりウルトラの相撲は良いね」と驚きと称賛の声が相次いだほか、倒れた相手に手を差し伸べる姿に「やさしい」といったコメントも寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
ABEMA TIMES編集部