【災害時のトイレ問題】簡易&携帯トイレ、個人で備蓄しておく目安は「家族の人数×35個」
今後はどうなる?公衆トイレは『脱3K化』 誰もが使いやすいよう進化し続ける日本のトイレ
多様性が尊重される昨今、性別を問わず使える公共トイレが増えている。 「かつての公共トイレは“臭い・暗い・汚い”の3Kのイメージでしたが、いまはさまざまな利用者のニーズに合わせて進化しています。そのひとつが男女共用トイレです。今後はさらにオールジェンダー対応が求められ、バリアフリートイレの選択肢も増えると思います」(白倉さん) ただ今回のアンケート結果(『女性セブン』の読者〈全国の20~80代男女〉3446人が回答〈回答期間2024年9月11~23日〉)では、読者の約8割が「男女共用トイレの使用に抵抗がある」と回答している。不安や先入観を払拭するためにも、設計や運用の工夫が求められそうだ。 ◆教えてくれたのは:トイレ研究家・白倉正子さん トイレ専門の企画会社「アントイレプランナー」代表。2023年5月より日本人初の世界トイレ協会理事となる。著書に『私の人生は「トイレ」から始まった!』(ポプラ社)。 ◆教えてくれたのは:トイレ診断士・山戸伸孝さん トイレの総合メンテナンス会社「アメニティ」の代表取締役。トイレ診断士1級、臭気判定士。 取材・文/鳥居優美 ※女性セブン2024年11月7日号