世界が認めるサントリー「甲州」ワインの挑戦! 登美の丘ワイナリーを訪れ、その実態を探った
荘厳な雰囲気の中、ひんやりとした最適な環境で熟成が終わるのを待つワインたちに、夢を馳せないわけにはいきません。 さてツアーの最後は試飲会。甲州の育つ様を見て、感じた後に味わうワインの楽しみと期待は格別!
最後はテイスティング! “このワインは点描画のよう ”と評された「登美 甲州 2022」とは
今回の試飲会でいただいたのは「SUNTORY FROM FARM」ブランドの7種のワイン。そのうち甲州ワインは5種類も飲み比べできるという贅沢なひとときとなりました。 ※今回の試飲会(テイスティング)はプレスツアーのため、通常のワイナリーツアーのテイスティング内容と異なります。
ワインの色を見てからグラスを回し、香りを試して口に含む。チーズなどのおつまみと一緒に楽しみながら、エントリーモデルから段階的に甲州ワインを味わうと、それぞれのワインの個性がくっきりとしてくるから不思議です。 スタートは品種シリーズの「甲州 日本の白」。柑橘にフラワーの香りがたち、かなり軽やかですっきりと爽やか。 甲州ワインの4杯目、登美の丘ワイナリーのぶどう100%で作られた「登美の丘 甲州 2022」(9月10日発売)を試飲すると、つくり込んだ複雑かつまろやかな味わいをはっきりと感じることができました。
そしていよいよ、サントリーの日本ワインのフラグシップ“登美 ”の名を冠する初の一本「登美 甲州 2022」。その際立った香り、味わいに「これは美味しい、味わい深い!」と思わず感嘆。甘くてボリュームのある香り、凝縮感のある多面的な味わいが広がり、ワイナリーの光景が目の奥に浮かび上がります。 そして、先ほどのツアーで聞いた言葉が蘇りました。 「 ”The result is almost pointilliste ”(このワインは点描画のよう)」 これはDWWAを受賞した時の審査員のコメントで、「何かの香りや味わいが突き抜けているような分かりやすいワインではなく、いろんな味わい成分が集合して溶け込んだ、球体みたいなワインを目指しています。それが少しでも伝わったと思うと嬉しいですね」と大山さんが語っていました。