「葛藤はあった」和田真久留が眞杉匠との連係について心境語る「誰にでも付くというわけではない」/オールスター競輪
平塚競輪場のナイター「第67回オールスター競輪(GI)」と「女子オールスター競輪(FII)」が14日、2日目を開催。8Rを走り終えた1着の和田真久留に話を聞いた。 他地区の選手に付くのは和田にとっては初めてのケース。関東が誇るSS・眞杉に託した一戦だった。 和田は「しっかりとした作戦を組んでくれた。結構オーバーペースで構えても良い中、眞杉君はガンガン行ってくれた。普通なら厳しい展開なのに、ねじ伏せちゃうんだから強い。最後は何とか交わせた感じ。自分も気持ちは入っている」とふり返った。 他地区の眞杉マークという決断に至った経緯を和田はこう話す。 「もちろん、葛藤はあった。これまで他地区の選手には付いたことがなかったので。でも、番組の構成上は付くのが自然な流れというか。SSのトップの自力選手、地元GIで大事な場面でもあったので付かせてもらった」 実際に付いてみて感じたこととは。 「眞杉君は付いてみたかった選手の一人。付いていて強さを感じたし、付きやすかった。南関にはいないタイプだと思うし、良い勉強になった。今後、誰にでも付くというわけではないし、この収穫を繋げられたら」と、またひとつ新たな景色が見えた様子。 和田自身も自力だが、ビッグレースでは南関の機動型に恵まれて後ろを回る機会は多い。高松宮記念杯2着で、現在賞金ランキング12位とグランプリ出場圏は見えているだけに賞金を上積みしていきたいところだ。(アオケイ・八角記者)