全米メディアは八村塁の若手球宴での最多6本ダンクを絶賛「歴史を作った」「衝撃を持って試合をスタートさせた」
NBCスポーツのワシントンDC版は、「八村の所属した世界選抜の大きな夜は、ザイオン・ウィリアムソンの所属したチームUSAに壊された」との見出しを取り、「ライジング・スターズ・チャレンジ」の試合結果を伝えるとともに、この試合から5つの話題を取り上げて八村の活躍にも触れた。 記事は「ワシントン・ウィザーズにとってシカゴの夜は良いものとなった」として、「1995年にスタートしたライジング・スターズの試合にウィザーズから初めて2人の選手が出場し、八村とモー・ワグナーの両選手が良いプレーを見せた。14得点、7リバウンド、4アシストの八村は特に際立つプレーで、そのうち8得点は第1クォーターに決まった」と紹介。 「八村は守備に力を欠いた試合展開を生かしてゴールに積極的に向かいダンクで多くの得点を決めた。第2クォーターには彼本来のプレーである中距離のジャンプシュートを含めて他のプレーも混ぜたが、(ダンクは)普段は見ないものだった」とレポート。「八村とワグナーは力強いプレーをアピールした」と絶賛した。 NBCスポーツのノースウエスト版は、若手スターの球宴で、ゴンザガ大学のチームメイトだった八村と、メンフィス・グリズリーズのブランドン・クラークが再会、同じ世界選抜のメンバーとしてプレーしたことをクローズアップした。 「世界選抜の2人にとって再び同じチームでプレーする楽しい夜となった。ゴンザガ大学の同窓生である八村が日本、クラークがカナダを代表し、金曜夜に同じチームでプレーした。この2人はゴンザガ大学を代表してプレーしたのだ」と2人のプレーを伝えた。 「八村は衝撃をもって試合をスタートさせた。彼は最初の2分半で3本のダンクを決めた」とし、動画で八村のダンクシーンを紹介した。 さらに「(八村)塁は歴史を作った。観客席に多くのファンを集めた。シカゴのユナイテッド・センターで彼がビッグプレーを見せるたびに中継を通して大きい歓声が聞こえてきた」とも紹介。 「日本選手がライジングスターゲームでプレーするのはオールスターの歴史で初めてとなる。そして彼は(ファンを)がっかりさせることはなかった。八村は11本中7本のシュートを決めて14得点、7リバウンドと4アシストも加えた」と絶賛。 記事は八村が昨年12月16日のデトロイト・ピストンズ戦で、右鼠径部打撲による故障を負い、以降、手術などもあって23試合を欠場していたことにも触れ、「八村にとって幸運にもプレーできるに十分な健康状態だった」と、タイミングよく復帰が若手球宴という大舞台に間に合ったことについて伝えた。