下馬評は"ドラ1”だったが…ドラフト1位指名を逃した逸材(5)ケガがなければ”ほぼ確実”も
プロ野球ドラフト会議には、毎年大きな注目が集まる。ドラフト1位候補と高い評価を受ける有力選手が一定数いるが、その中には惜しくも最高順位での指名を逃す選手も存在する。そこで今回は、ドラフト1位候補の下馬評も、1位指名されなかった現役選手をピックアップしたい。(今季成績は10月1日時点)
佐藤隼輔(埼玉西武ライオンズ)
・投打:左投左打 ・身長/体重:182cm/83kg ・生年月日:2000年1月3日 ・経歴:仙台高 - 筑波大 ・ドラフト:2021年ドラフト2位 2年時から大学日本代表に選出されるなど、早くから注目を集めていた佐藤隼輔。ドラフト1位候補との呼び声も高かったが、2位指名でのプロ入りとなった。 筑波大では1年秋のリーグ戦から主戦投手として頭角を現した佐藤。2年時には150キロを計測するなど、本格派左腕としてドラフト1位候補に名を連ねた。 しかし、ドラフト直前に右脇腹を負傷し、最後の秋季リーグでは思うような投球ができず。また、隅田知一郎(現西武)、山下輝(現ヤクルト)といった同学年の左投手が評価を高めたこともあり、2位指名で埼玉西武ライオンズの一員となった。 ルーキーイヤーから開幕ローテーション入りしたが、一軍定着には至らず。同年は12試合登板で3勝4敗、防御率4.60に終わった。 それでも、プロ2年目の昨季はリリーフとして台頭。150キロ超の直球を武器に一時はセットアッパーも任された。最終的に47試合に登板し、19ホールドポイント(1勝18ホールド)、防御率2.50と飛躍のシーズンとなった。 今シーズンは、6月上旬に二軍降格を経験。しかし、同月中旬に一軍復帰後は安定感を取り戻し、ここまで44試合登板、18ホールドポイント(2勝16ホールド)、防御率1.70と低迷するチームを支えている。
ベースボールチャンネル編集部