【バレー】次の舞台はポルトガル。”旅するバレーボーラー”埼玉上尾メディックス・花澤佳奈「欧州選手権に出るのが今の目標。ヨーロッパに自分を知ってもらいたい」
――入団して感じたメディックスのチームカラーは? 花澤:プレーに対して比較的自由度が高い印象ですね。その中でやったことに対して肯定から入ってくれます。ミスした時でもまずトライを褒めてくれますし。 ――大久保茂和監督の指導方針でもありますね。 花澤:もちろんアスリートですので厳しく言われる部分もあります。ただ、思ったことにトライしてみていいよという雰囲気があって、そこから時には突拍子もないプレーが出たり、自分が思ってもみなかったやり方を見つけることもできてすごく面白いなと感じています。 レッドロケッツもメディックスも選手個々の技術力が高いチームですが、レッドロケッツがプレーの熱量と高さで勝負するチームなら、メディックスは相手を利用するというか、相手の嫌なところを突くというか、そういう感じでしょうか。ボールを相手コートに返すことも攻撃の一つとしてやっているなと感じました。 スパイカーの決め方や要求するボールもレッドロケッツとメディックスではまた違いますね。自分も要求に応えられるように頑張っています。 ――以前、将来は選手の海外移籍の橋渡し、エージェントの仕事も目指している、と聞きました。 花澤:はい、その気持ちは変わらずに持ち続けています。 ――選手としての海外挑戦にはどういうテーマを持って臨みたいですか? 花澤:ヨーロッパ選手権に出たいんです。ポルトガルに決めたのも、そこが理由の一つなんです。国の1位になったら欧州選手権に参加できる。ですので、まずはそこを目指しています。 ヨーロッパリーグの中で知られる存在になりたいですし、自分の結果もチームとしての結果もしっかり求めて行きたいです。気合いを入れて臨みます。 ――応援してくれるファンに向けて。 花澤:一つのところに定住しない自分ですが(笑)、いつも応援してくださって本当にありがとうございます。いろいろな場所でプレ-する花澤佳奈の姿を楽しんでいただけたら嬉しいです。これからも頑張ります。